「マーキュリー通信」no.5815【強運に恵まれた私の人生-20「鉄鋼総括部でシステムコーディネーターを経験」】
カナダ三井物産社長の指示で、1984年5月から1986年11月までの2年半鉄鋼総括部でシステムコーディネーターを経験しました。
新日鐵を中心とする高炉メーカーとの受発注システムを構築中のところでした。
まだ磁気テープでコンピュータデータをやりとりする時代でした。
それまで高炉メーカーと商社の力関係から、三井物産のシステム担当は、高炉メーカーから言われたとおり三井情報にシステムの仕様を?いでいました。
私は、これではコストアップになると思い、メーカーと交換データの共通化を進めるため、各高炉メーカーのシステム担当を訪ねました。その結果、かなりのデータの共通化、共有化が進み、三井物産側では数億円の経費削減に繋がりました。
それまでシステム関係の経験がなかった私にとり、この2年半の経験はとても貴重でした。情報産業部門に異動後、大変役に立ちました。
改めてカナダ三井物産社長には感謝する次第です。
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
私は一橋大学の卒論に"Consumer' behavior and its computer simulation"という洋書を選びました。
computer simulationは、Fortranという科学計算用の言語を使いましたが、自分で消費者行動のプログラムを作成し、毎日のように電算室に入り浸っていました。コンピュータは富士通のFacom23025でしたが、まだカードリーダーの時代でした。
これが履歴書に残り、鉄鋼部門のシステム部門に異動されたものと思っています。
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