「マーキュリー通信」no.6130【知らぬが佛と知ってる佛-93「モンゴル抑留者に想いを馳せる」】
「マーキュリー通信」no.6130【知らぬが佛と知ってる佛-93「モンゴル抑留者に想いを馳せる」】
朝6読書会の著者インタビューで、塩坂泰子・池田珠生共著. 奇跡の歌「囚われの旅人」でモンゴル抑留者の悲惨な情況が開かされました。
多くの国民は、戦中戦後を通じ、シベリアに抑留された60万人の日本人の悲惨さは知っています。
しかし、その4分の1弱の1万4千人の日本人がモンゴルに送られたことをほとんどの国民は知りません。
モンゴルの気候は、シベリアより厳しくマイナス30度以下の凍土の中で、多くの日本人が強制労働に駆り出され、12%1700人が亡くなりました。この死亡率は、シベリア抑留抑留者より高いことから、いかに過酷だったことが分かります。
モンゴル抑留者は、オペラ劇場、映画館、証券取引所、国立中央図書館、市役所、モンゴル国立大学など様々な建物を建設しました。そうした建物は、モンゴルの街づくりに一役買い、今でも、ウランバートルなどに立派に残っています。それは、単なる労働の結果ではなく、厳しい環境の中で、人としての誇りを持って働いた証でもあります。
極寒の中、両脚を切断した人も多数いました。
その中の生存者友宏正雄氏は、昨年100歳を迎えた生き字引です。
抑留者の慰霊のために、不自由な身体にも拘わらず何度もモンゴルを訪ねました。
昨年昭和100年を記念して、天皇陛下がウランバートルを訪ねました。
そのコンサートで陛下は「浜辺の歌」をビオラで奏でました。
「浜辺の歌」の歌詞には、
明日浜辺をさ迷えば、昔のことぞ偲ばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も
この歌詞には、陛下のモンゴル抑留者に対する労りの気持がにじみ出ており、参加者の心に響きました。
当時モンゴルで歌われた歌の中で唯一伝承で伝わっている奇跡の歌「囚われの旅人」を友宏正雄氏が遺しています。
本書に紹介されています。本書は電子書籍としてKINDLEで販売されています。
小冊子なので直ぐに読めます。お薦めの1冊です。
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
明日明後日と姫路に出張します。
「マーキュリー通信」はお休みとなりますのでよろしくお願いします。
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