「マーキュリー通信」no.6265【ワンポイントアップのコミュニケーション力-283「家賃交渉でAIを参謀として活用する」】
「マーキュリー通信」no.6265【ワンポイントアップのコミュニケーション力-283「家賃交渉でAIを参謀として活用する」】
本日は防災の日です。関東大震災が発生して103年目の日に当たります。本日も無事1日が過ごせることを祈ります。
さて、8年4ヶ月前から現在のザ・ガーデンズ東京王子の13階に住んでいますが、過去家賃の値上げはありませんでした。
2年前、貸主との交渉の際、次回家賃の値上げが必要な場合、ザ・ガーデンズ東京王子の家賃の事例を参考にしましょうと提案しました。
その際、仲介業者を外すせば更新料が不要となる。貸主借主折半なので、月額換算5千円強となるので、貸主からみれば、5千円強の家賃値上げと同じになると了解を頂きました。
さて、3月29日に4月30日から2年間の家賃の値上げ要請のメールが届きました。
値上げ額は共益費込みで27,000円、10%以上の値上げでした。
値上げの根拠は諸物価高騰なので、それを家賃に反映させたとのことでした。
これに対し、諸物価高騰は、借主である私にも影響している。
新しく借主を募集するなら貸主の主張を提案すれば良い。
しかし、過去8年間家賃の支払い遅延が1度もなく、毎月振り込んできた実績がある。
また、NHKクローズアップ現代でも、既存借主と新たな借主とは家賃の差が出るのは当然と報道されていました。
そこで私は、ザ・ガーデンズ東京王子では、私が住む3LDKの賃貸事例がないが、それは借主の家賃負担の上限に達していると反論しました。
値上げ額は精々13千円、ただし共益費は実費精算を逆提案しました。
これに対し、貸主は同意しました。ただし、2年間の定期借家を提案してきました。
その場合、借主の居住権がなくなり、2年後には契約更新がなくても止む無しとなるので、私は同案を拒否しました。
その代わり、同金額にプラスアルファの提案をしました。
その時、プラスアルファは5~10千円を想定していました。
しかし、その後借主からは返事が3ヶ月途絶えました。
そこで私は貸主=家主は我が家を売却し、その交渉中と推測しました。
ザ・ガーデンズ東京王子のマンション相場は、過去8年間で60%近く急騰し、私が住む3LDKの部屋はⅠ億円以上に高騰しました。
3ヶ月間、私からは動かず、貸主の返事を待っていました。
その間、私はAI(ChatGPT)を参謀役として、相談に乗ってもらいました。
ChatGPTを参謀役につけて、私の交渉スタイルは大きく変わりました。
前回までなら、商社マンの経験から、貸主から3ヶ月も連絡がないことを逆手に取り、私の主張を押し通していました。
また、クローズアップ現代の例を出して、新規の借主と既存借主とでは家賃相場が異なる。
もし双方の条件が合わず契約更新しない場合、貸主は仲介業者を通じ新たに借主を探さなければなりません。
その間家賃が入りません。また、新しい借主が家賃をずっと遅滞なく支払い続ける保証はありません。また1から信頼関係を構築していく事になります。その理屈を前面に出していました。
しかし、ChatGPTからのアドバイスで、貸主側の心理面、3ヶ月も契約交渉を放置していた負い目があることを推測し、貸主の出方を待つことにしました。契約締結が遅れれば遅れるほど貸主が不利になります。
丁度3ヶ月経った8月10日、私の提案した家賃+2千円で最終案が出てきました。
これに対し、私は同意しました。ただし、契約開始は9月1日、貸主からの回答期限を家賃振込日の1週間前と提案しました。
しかし、20日経っても回答がありません。すでに旧家賃で9月分は振り込みました。
そこでChatGPTと相談し、今度は私から動きました。
最大の争点は、新家賃を5月1日まで遡るかでした。
私からの譲歩案として、9月の家賃は、旧家賃との差額を遡って支払う提案をしました。
これに対し、貸主は同意し、5ヶ月間に及ぶ家賃交渉が決着しました。
覚書は私の方で作成しよう思っていたら、貸主から作成する旨提案がありました。
そこには私が入れたかった保証会社不要条項が入っていました。
共益費は実費精算、仲介業者不要、更新料なしも明記されていました。
私からは、追加条項を提案しました。
家賃の改定を甲乙どちらかが希望する場合には、次の契約更改日より最低3ヶ月前から申し出ること。それがなければ契約は自動更新、以後同様という条項を入れ、決着となりました。
AIを参謀として活用することで、私の意見が独りよがりとならないか、相手の状況も深く考えながら交渉することができました。
特に貸主と大きな争い事はなく、粛々と契約交渉に臨むことができました。
何よりもAIが参謀役としていることの安心感は大きかったです。改めてChatGPTの存在に感謝します。
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
貸主から送られてきた覚書原案には、住所が埼玉県川口市の戸建てから鎌倉のマンション住まいに変わっていました。
私の方からさりげなく、引っ越しのため、3ヶ月間の中断期間があったと思い、「大変でしたね」と気遣いのメールを送りました。
すると転居は3年半前と分かりました。
新たな情報を知り、貸主=家主は、3ヶ月間の中断期間は、我が家の売却に集中していたとの推測に確信を持ちました。
今後も売却行為を続けると推測し、例え家主が変わっても、賃借人の居住権は確保されるので、よほどのことがない限り、我が家の明け渡しはないと思っています。
ただし、私としてもその対策、心づもりをしておく必要があると認識しています。
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