ワンポイントアップの経営術

2018年2月19日 (月)

「マーキュリー通信」no.3390【ワンポイントアップの経営術-210「天動説から地動説 へ」】

経営的に天動説とは自社中心に経営をしていることを意味し、地動説はお客様中心に経

営していることを意味します。

顧客志向と言いながら意外とそうでない企業も多いです。

商売で成功する最も大切なことはお客様志向です。

エステー化学は消臭芳香剤・防虫剤・除湿剤(湿気取り)などが主力商品の大手メーカ

ーですがここ数年売上が伸び悩んでいたそうです。

そこで同社鈴木喬会長は、社長の座を姪の鈴木貴子社長に譲りました。

経営戦略はデザイン改革です。

同社の製品ターゲットは女性です。そこでデザインを鈴木貴子社長を中心に女性目線に

徹底的に変えました。

男性陣の抵抗は予想以上に強かったのですが、鈴木喬会長の絶大な支持を受けて、鈴木

貴子社長はその能力を遺憾なく発揮し、同社製品のデザインを次から次へと変えていき

ました。

このデザイン革命が女性の支持を受け、同社の2018年3月期業績は売上で前期比8.1%増

の497億円、営業利益で前期比22.6%増の35億円、経常利益で前期比13.7%増の33億円

が見込まれます。

天動説から地動説に変え、業績を大幅アップさせた好例です。

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2018年2月15日 (木)

「マーキュリー通信」no.3387【ワンポイントアップの経営術-209「昔の成功は通用し ない?」】

よく昔の成功は通用しないと言われています。

それは昔と今とでは事業環境が異なり、そのままやっても通用しないという意味です。

経営学でよく使われるSWOT分析、
即ち、自社の
Strength強み
Weakness弱み
Opportunity機会
Threatening脅威
をしっかりと把握した上で、新規事業に立ち向かうなら成功の確率は高くなっていきま

す。

東京オリンピック後には反動不況が来ることが確実視されています。

その為に、今からそれに備えて手を打っておくことは経営者としての重要な責務です。

何もやらずに来たるべき反動不況の波に呑み込まれたら、為さざる罪となります。

新規事業の立ち上げにはリスクが伴います。

その場合、自社の経営体力の中で、失敗しても最悪経営本体に大きなダメージがないよ

うにしておくことも重要といえます。

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2018年1月15日 (月)

「マーキュリー通信」no.3367【ワンポイントアップの経営術-208「戦略は会社を動か すブルドーザー」】

中小企業の経営者と頻繁に会う機会がありますが、経営戦略を持っていない経営者が多

いようです。

経営戦略の前に自分の会社を5年後、10年後にどういう会社にしたいのかというビジョ

ンンがあります。

そのビジョンに基づき経営戦略を策定していきます。

経営とは人、金、モノの最適化ですから、経営戦略に数字を落とし込みます。

期間は最低でも3年、できたら5年は欲しいです。

一度策定した経営戦略は基本的には変えません。変えていいのは戦術の部分です。こち

らは環境の変化、計画と実績の乖離から日々柔軟に対応していきます。

経営戦略を明確に持つことで、会社はその方向に向けて力強く突き進んでいきます。

経営戦略とは、会社を突き動かしていくブルードーザーのようなものです。

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2017年12月26日 (火)

「マーキュリー通信」no.3357【ワンポイントアップの経営術-207「シチュエーショナ ル リーダーシップを発揮する」】

最近老若男女過去の経歴、学歴も様々な人とのおつきあいが増えています。そして、こ

の人達をいかにリードして組織全体をまとめて1つの方向へと引っ張っていくリーダー

シップ能力を求められています。

又、各人のモチベーションも大きく異なります。一言で言えば百人百様の対応が必要で

す。

異なった状況に応じたリーダーシップ、これをシチュエーショナル リーダーシップと

言います。

中学3年生の時に学級委員長をやっていましたが、その時優等生から落ちこぼれ組まで

、果ては不良少年まで幅広く付き合い、皆を引っ張っていきました。

あれから50年以上の時が流れ、自分自身シチュエーショナル リーダーシップを自然体

で発揮できているようです。

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2017年12月 1日 (金)

「マーキュリー通信」no.3339【ワンポイントアップの経営術-206「非常識な考え方が 世の中を変えていく」】

ヒットするビジネス、業態には世の中の常識に反するものもあります。こちらは誰も認

識していないので非常識な考え方として世間から冷たい視線や非難を浴びたりします。

日本にコンビニを導入したセブンイレブンの鈴木敏文さんは最初ディスカウントストア

全盛の時代に定価で販売するコンビニなど絶対流行るわけないと周囲から反対されまし

た。

しかし、その後コンビニ業界は急成長カーブを描き、国民生活には不可欠のものとなっ

ています。

クロネコヤマトの創業者小倉昌男さんの宅急便事業開始も同様でした。

さて、私は今後流行るモノとして福利厚生と共済サービスを挙げたいと思います。

政府の社会保障制度が破綻し、2025年には団塊の世代が全員後期高齢者となり、社会保

障制度は破綻から崩壊へと突き進んでいきます。

そんな国民の不安を解消する福利厚生と共済サービスが今後流行ると思います。

そして福利厚生と共済サービスは高齢者にとっても絶対求められるサービスです。

福利厚生と共済サービスの内容は、
誰でもが知っている商品をどこよりも安く購入できるショッピングモール
万一の事故、病気の際の不安解消
年金を補うプラスアルファの収入
プラスアルファの収入で海外旅行、国内旅行、レジャー施設、レストランを安く使える

サービス等々

福利厚生サービス市場は、5千万人と推計されます。

日本の企業の99.7%を占める中小企業にとっては福利厚生といってもピンとこないと思

います。福利厚生は大企業や官公庁のものと思っている人も多いと思います。

多くの人がピンとこない今がビッグビジネスチャンスといえます。

丁度1974年、今から43年前にセブンイレブンを第1号店をオープンしたとき、世

間から日本では絶対流行らないと思われていたように。

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2017年11月30日 (木)

「マーキュリー通信」no.3338【ワンポイントアップの経営術-205「弱者のブランド戦 略」】

私はKUA AINA(クア・アイナ)のアボガドバーガーが一番好きで、池袋サンシャイン店

でよく食べます。セット価格で1500円以上しますが、ボリューム感とアボカドとバーガ

ーのコンビネーションが秀逸です。

しかし、店名がハワイ語の為、何度行っても覚えられません。

やはり弱者のブランド戦略は消費者に覚えやすいブランドにすべきです。

30年前にエルポヨロコが米国から日本に進出し、ケンタッキーフライドチキンのライバ

ルとして注目を浴びました。

私もマーケティングに関与したのですが、その時日本人にもっと分かりやすいブランド

にすべきと主張しました。

ケンタッキーフライドチキンと比べ、脂分を落とし、ヘルシーがセールスポイントでし

た。それならと私は「カリフォルニア・ヘルシーチキン」のブランド名を提案しました

が、受け容れられませんでした。

因みにエルポヨロコとはスペイン語で哀れなチキンという意味で、鶏を丸裸にして揚げ

たチキンを店頭に掲げていました。

私はそれも日本人、特に女性には敬遠されるとアドバイスしましたが、聴き入れられま

せんでした。

結局、エルポヨロコは日本では流行らず、撤退しました。

弱者のブランド戦略の失敗事例でした。

一方、ドトールというブランド名は日本人には覚えづらいブランドですが、大手で露出

効果が大きいといつの間にか覚えられています。これが大手の強みです。

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2017年11月27日 (月)

「マーキュリー通信」no.3335【ワンポイントアップの経営術-204「これからは個人商 店が活躍できる時代へ」】

街を歩いているとチェーン店化が進み、個人商店の閉店が加速しています。

チェーン店では閉店時間になると当然店を閉めます。

先日も自宅近くの大手薬局チェーン店Tomodsに行こうとしたところ、丁度閉店時間で、

店員から断られました。

もしこれが個人商店なら融通を利かせたことと思います。

価値観が多様化した現在、今後は個客に焦点を絞った個客対応が求められます。そして

、超高齢社会の進展に伴い、益々高齢者のニーズに沿った個客対応、顧客満足が求めら

れます。

35年前カナダに駐在していた頃、街のどこに行っても、チェーン店が大流行しており、

同じ店舗で味気ない感じがしました。

日本でも今後は金太郎飴的な個性のないチェーン店から、個客対応できるきめ細かい個人商店やチェーン店が流行るかも知れません。

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2017年11月23日 (木)

「マーキュリー通信」no.3332【ワンポイントアップの経営術-203「ビジネスの本質を 見抜く」】

電力自由化により大手中小400の企業が殺到しているようです。
そして私の所にも新電力ビジネスが持ち込まれました。

各社は自分の所にメリットがあることを強調しています。

しかし、これだけの過当競争の中でどうやって勝ち抜き、収益を上げていくのでしょう

か。

私の所に来た新電力ビジネスは、1つは普通の代理店ビジネス。こちらはアクティブシ

ニアを対象としているせいかコミッション自体魅力に欠けていました。

2つ目はネットワークビジネス形式。魅力ある報酬プランがうたい文句です。

しかし、これだけの競合の中、どうやって収益を上げ、代理店に報酬を還元していくの

でしょうか。代理店の報酬原資をどうするのか不透明でした。

いずれは短期間の内に淘汰される企業が出てくると思います。その時は自分が動いた分

、時間的ロスとなります。

30年前三井物産在籍中に新電電のビジネスを手がけました。当時新電電(日本テレコム

、第二電電、日本高速通信他)はNTTより3分400円より2割安い料金で提供できることを

メリットに代理店展開していきました。

しかし、過当競争の結果、最後はNTTと大した料金差がなくなり、新電電の代理店ビジ

ネスはフェイドアウトしていきました。

今回の新電力ビジネスは、もともと東電とは大した差はなく、最初から個人ユーザーに

は魅力の薄いビジネスです。

一方、企業向けは東電に足を向けて寝られない企業も多く企業が代理店参入してもそれ

ほど魅力のあるビジネスとは思えません。

経営者としては、どんなビジネス・モデルであろうとビジネスの本質に着目することが

肝要と思います。

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2017年11月20日 (月)

「マーキュリー通信」no.3330【ワンポイントアップの経営術-202「顧客のクレームは宝の山」】

最近インターネットで木製の時計WeWatch)を購入しました。今までにないデザインと肌

触りです。

届いた時計を使おうとしたら木のベルトがぶかぶかです。取扱説明書にも記載がありま

せん。

インターネットの説明をみると、専用器具(1620円)を購入してベルト幅を縮めるよう

記載がありました。

そこでビックカメラの時計修理売り場に持ち込むと、木製のベルトを破損する恐れがあ

るので、修理を断られました。

販売業者にその旨伝えると専用器具を無料で送ってくれました。

早速、自分でトライしたところ、うまくいかず木製ベルトを破損してしまいました。

販売業者にその旨伝え、時計を返品しました。そして、私の腕首回りを伝え、このサイ

ズに合った時計を送るよう伝え、それができないならキャンセルする旨伝えました。

結局、販売業者からは私の要望通り腕首回りに合わせた時計を送ってきました。

e-コマースで最初から客の腕首回りに合ったベルトを調整をした上で販売すれば良かっ

たわけです。

同社のe-コマースを見たところまだその対応はしていないようです。

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2017年11月10日 (金)

「マーキュリー通信」no.3324【ワンポイントアップの経営術-201「主婦の悩みは宝の 山」】

冷蔵庫の調子が悪くなったので10年ぶりに買い換えました。

冷蔵庫を買い換えの際の主婦の最大の悩みは食品、冷凍食品の入れ替えです。

新しい冷蔵庫を設置しても、庫内が冷凍温度になるまで数時間かかるそうです。

その間、冷凍食品をダメにしないことが主婦の最大の悩みとなります。

そこで妻は保冷剤を購入して、何とかその対策をしました。

今回は寒い時期に入ってきたのでまだ良いのですが、夏場に冷蔵庫を買い換える場合、

更に問題は深刻となります。

インターネット時代、多くの消費者は量販店では商品の下調べをし、最後はインターネ

ットで購入します。

それなら量販店は、主婦の悩みを解決する対策を立てれば、多くの消費者は量販店に戻

ってきます。

つまり冷蔵庫の場合、冷蔵庫売り場に保冷剤等を併売することで、主婦の最大の悩みを

解決できます。

又、新しい冷蔵庫をにキッチンに搬入する際、食器戸棚を移動するのも、大変です。食

器戸棚の食器を出し入れするのも一苦労です。

このように家電製品を購入する際、消費者側に立った対策を立てることで、消費者が量

販店に戻ってくると思います。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

今回、パナソニックの冷蔵庫を買いました。今年の冷蔵庫は24万円するのですが、1年

前の商品を10万円安く手に入りました。

消費者にとっては冷蔵庫は10年使うモノなので、1年前の冷蔵庫でも充分OKです。思わ

ず掘り出し物に会い、ラッキーでした。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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