4場所休場していた横綱照の富士が見事復活して14勝1敗で優勝、あっぱれです。ひざの故障に耐えて、綱の重み、責任感を感じ、良く頑張ったと思います。
一方、それ以外では大相撲協会の経営センス、営業センスのなさに憤慨しています。
角番でひざを故障している貴景勝に初日から難敵をぶつけた為に、貴景勝は敗れました。その相撲を観て、これで貴景勝の大関陥落は濃厚と思いましたが、必死の思いで何とか勝ち越しました。そんな貴景勝にあっぱれを送りたいと思います。
しかし、横綱照の富士同様ひざの故障で力士生命は長くないと思います。
一方、関脇桐葉山は、予想通り二桁勝利して、大関昇進を当確にしました。彼の実力は既に大関貴景勝以上、先場所大関に上げても良い成績でした。
そうなれば、今場所は久しぶりの2人大関で盛り上がったはずでした。
そして、今場所も4関脇は2桁勝利、既に全員大関の実力です。私が理事長なら、史上初の4大関同時昇進と大きな話題を提供して、大相撲人気を盛り上げます。
以前は大相撲人気のために、横綱昇進に満たない成績で大関柏戸を大鵬と同時に横綱に昇進させて、柏鵬時代のブームを引き起こしました。
若貴ブームの頃に、兄若乃花も横綱の実力のないまま横綱昇進させました。こちらは人気が先行し、若乃花は横綱としては短命に終わりましたが、元横綱若乃花として現在通用しています。
次に一番人気の朝之山は予想通り優勝争いに絡み2桁の12勝しました。普通なら敢闘賞受賞ですが、見送られました。
同時に昭和の大横綱大鵬の孫王鵬も11勝上げたのに敢闘賞受賞は見送られました。
2人共敢闘賞受賞となれば、話題に事欠かずマスコミが大いに盛り上げてくれたことでしょう。
さて、朝之山ですが、コロナ禍中に協会のルールを破り夜遊びをしたことが発覚しました。その為に1年間の休場を命ぜられました。協会の世間の常識から外れた異常なペナルティーに大相撲ファンは唖然としました。
1年間の休場の為、朝之山は幕下まで陥落しました。今年の初場所十両に復帰した朝之山を観に、久しぶりに大相撲観戦をしました。
朝之山の相撲を観て、大関復帰どころか、横綱昇進はかなり難しいと感じました。
力士に1年間の休場を命じることは、力士生命を絶つのも同然です。一時は引退を考えた朝之山でしたが、ファンの支えにより何とか持ちこたえました。私も朝之山のTシャツを買って、今場所もTシャツを着て応援しました。
先々場所朝之山は西十両12枚目14勝1敗で十両優勝しました。当然、幕内昇進、そして今場所のように優勝争いに加わり、本場所を盛り上げてくれると思っていたら、幕内昇進は見送られ、東十両筆頭に止まりました。
先場所は13勝2敗で準優勝したので、幕内上位に昇進すると思っていたら、僅か4枚しか昇進せず、東前頭14枚目に据え置かれました。
本来なら前頭7枚目まで昇進しても良い成績でした。
今場所は12勝3敗の成績だったので、本来なら来場所は小結に昇進してもおかしくない戦績でした。
朝之山人気は今場所も1番でした。マスコミは朝之山の復活を報道し、大相撲人気は沸騰していたはずでしたが協会の営業センスのなさにより、沸騰まで行きませんでした。
今場所の朝之山の相撲を観ていて、1年間のブランクの内に、世代交代が進み、現在29歳の朝之山の大関復活は厳しいと言わざるを得ません。
大関の時も、横綱照の富士には歯が立たず、久しぶりに対戦し、今場所も完敗でした。また、押し相撲には弱く、今場所も大関候補大栄翔に簡単に負け、押し相撲に弱い弱点を見せました。その課題を克服しなければ、大関復活は厳しいと言わざるを得ません。
さらには、十両で将来の大関横綱候補豪の山と令和の怪物落合が14勝1敗同士で相星決戦の末、豪の山が優勝しました。
2人とも来場所は幕内昇進して、盛り上げてくれるでしょう。
期待の熱海富士(20歳)も13勝2敗で大器の片鱗を魅せました。東十両8枚目なので、来場所は幕内に再入幕して、盛り上げてくれることでしょう。
さらには、2年連続アマチュア横綱の大の里(22歳)も将来の大関横綱候補です。
しかし、力士が大型化して、その分けがで休場する力士が毎場所後を絶たず、期待通り大関横綱になるかどうかは不透明です。
その意味で、大相撲協会の経営センス営業センスのなさには毎場所憤慨しています。
私は毎場所八角理事長宛に大相撲改善の手紙を大相撲ファンとして送っていますが、毎回無視されています。
しかし、現実には私の予想通りの展開となっています。
ファンを無視ししていると、いつかはそのつけが回ってきますよ!
今場所も諦めずに大相撲ファンとして、大相撲の発展の為に協会に苦言を呈します!
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
一昨日のメルマガ【原監督の致命的采配ミスで、今年も巨人軍の優勝は絶望的】で書いたとおり、残念ながら私の予想は的中し、巨人は首位阪神に3連敗。借金1位となり、3位から5位に転落しました。
巨人再生の道は、原監督を首にすること。外人選手を代打陣に切り替え、伸び盛りの若手を積極起用して、活性化すること。これをやらない限り、このへぼ監督の下では、選手の気持ちが一丸となって長期のペナントレースを戦うことはできません。
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