先週ワシントンで開催された全米最大の保守団体ACU((American Conservative
Union)が主催する大コンベンションにCPAC(Conservative Political Action
Conference)の最後の締めくくりはトランプ大統領の演説でした。
さすが過去3年間の実績を基に語るトランプ大統領の演説に参加した聴衆からは熱烈
なエールが送られます。
1時間半の演説の中でスタンディングオーベーションだけでも十数回あり、1万人の聴
衆は、"U.S.A"と叫びます。
また、前々日にペンス・副大統領が"Four more years!"と聴衆に呼びかけると、そ
れに応えて"Four more years"とスタンディングオーベーションで連呼。
そして、この"Four more years!"が今大会のキャッチコピーとなり、参加者全員が
唱え、連帯感を覚えました。
因みにペンス・副大統領も紳士的な感じで演説も上手で聴衆を魅了していました。
動のトランプ大統領に対し、静のペンス・副大統領は人格者の風格が漂い、トランプ
大統領の代わりに大統領にしても良い大物感が漂っていました。
これに対し、民主党の大統領候補選を連日テレビで見ていましたが、トップを走るサ
ンダース上院議員は余りにも貧相なイメージで、実績がないので訴える主張は空理空
論にしか響きませんでした。
これに対し、トランプ大統領の演説は、一言一言ずしりと重みがあり、その迫力に私
自身何度も感激の涙を流しました。
演説の中で、トランプ大統領は、サンダース上院議員を"Crazy Bernie"と揶揄し、今
回のCPACのテーマである「米国vs社会主義」の対立軸をベースに、「もし米国が社会
主義国家になったら、自由が奪われ、増税となり不況にもなり、それでもいいのかい
?」と聴衆に問いかけます。
聴衆からは、当然"No!"、そして"Four more years"とスタンディングオーベーション
で応えます。
更には前民主党副大統領バイデン候補に対しては、"Sleepy Joe!"と揶揄し、「ジョ
ーは、家の中で眠っていれば良い1」と揶揄します。
これに対し聴衆からは爆笑を誘いいます。
1時間半以上に及ぶトランプ大統領の演説は、全て原稿無しで聴衆を興奮のるつぼへ
と巻き込んでいきました。
日本なら、相手の候補者のことを「きちがい」呼ばわりしたら、国会で叩かれるでし
ょうが、そこはお国柄の違いでしょうか。決して嫌みにならず自由で開放的な雰囲気
でした。
とにかくトランプ大統領の演説は過去の誰よりも最高かつ最強のスピーチでした!
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
CPACの会場で産経新聞社の記者と名刺交換しました。
私は産経新聞を購読していますが、事実をきちんと正確に読者に伝えようとしている
姿勢を評価しています。
たまたまCPACの記事が本日の産経新聞に掲載されていましたが、私の言わんとすると
ころをそのまま代弁してくれた内容でした。
4年前の大統領選挙で、もしメディアがトランプ候補の演説会場の熱気をそのまま記
事にしていれば、トランプ候補の大統領当選は予測できたはずです。
これに対し、ヒラリークリントン候補の会場は空席が目立ち、盛り上がりに欠けてい
たそうです。
マスコミのあるべき姿は4Fと思っています。
つまり、fact:事実をそのまま伝えること。
false/fake newsを伝えてはいけない。トランプ大統領に関しては、未だにフェイク
ニュースが目立ちます。
fair:偏らないモノの見方。特に朝日新聞は、いまだに左翼系のメディアとして、見
識のなさ、勉強不足が目立ちます。
free:権力からの自由。日本の新聞は、政府に忖度するニュースが多すぎます。これ
では読者が離れていきます。
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