「マーキュリー通信」no.3120【マンション管理、7つの失敗とその回避策-25「通常の マンションの維持管理は経費節減の為に理事会が直接対応すべきか」】
私が理事長の時に長期修繕積立金が1億5千万円不足すると管理会社から提出されました
。そこでいろいろと知恵を絞り1億5千万円不足を解消しました。
その中の一つに組合員からマンション内清掃を管理会社抜きで直接理事会が契約しよう
との提案が出されました。
私は年間3万円程度の経費節減では、窓口となる理事会の対応が大変になるので反対し
ました。
しかし、私が理事長の任期が終わった後、本案が実行されました。
その後、清掃業者とのトラブルが発生し、その対応に理事会が忙殺され値を上げていま
した。
理事会は無償のボランティアです。従って、収入の大枠と支出の大枠の部分を把握し、
どうしたら自分たちが住むマンションという集合住宅を活用して収入が入るかに知恵を
絞ります。
私が実行した1つに携帯基地局の収入があります。長期修繕積立金も段階的に引き上げ
ました。
一方で、支出は大枠の部分、即ち大規模修繕工事、機械式駐車場、給排水管工事、エレ
ベーターの維持管理、取り替え、インターホン等があります。
この部分を管理組合主導で経費節減を諮ります。それ以外の枝葉末節の手間暇がかかる
部分は管理会社に任せておけば良いのです。
この視点を間違えるとしなくても良いトラブルに巻き込まれてしまいます。
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