「マーキュリー通信」no.6210【ワンポイントアップの開運力-66「挑戦と冒険の人生を振り返る」】
77年の自分の人生を振り返ると、子供の頃から挑戦と冒険の人生でした。
大中小合わせて50もあります。
当然失敗もありました。
しかし、若い頃、小さな失敗を積み重ねることで、それが後ほど活かされると想い、チャレンジしてきました。
スーパープラス思考の私は、挫折困難なから様々な経験をし、強靭な精神力を養ってきました。
最初のチャレンジは高校2年生の時でした。
5歳で母親が病死し、翌年父は家出しました。
その10年後、高校2年生の時、ホームレス状態で帰ってきました。
当時、母の調布の実家で、町の自転車店の跡取りとして天真爛漫な性格として育っていました。
父と暮らすことは、幼少時代の貧乏生活に逆戻りすることになります。
母親代わりで育ててくれた祖母から、「ノブオ、どうする?」と聞かれました。
私はその場で、「血が繋がっているので一緒に暮らすしかない」と応えました。
そして、父と妹3人の貧乏暮らしがスタートしました。
その時、私は父を恨むのではなく、反面教師として、「父のようには絶対になりたくない!」と心に誓いました。
当時、日本は資源小国、貿易立国が国是、それなら世界を股にかけるビジネスマンになる」と決めました。
そのために、どうしたら良いか?いろいろと調べ、一橋大学商学部に入るのがベストとの結論に至りました。
それから1年半、必死に人生賭けて受験勉強に全力投球しました。
その1年半後、一橋大学に現役合格できました。
そこから運が大きく開けていきました。
その時の私の精神的態度を振り返ってみました。
まずは縁を大切にすることでした。
父が恥を忍んで、ホームレス状態で10年ぶりに帰宅しました。
当時高校2年生の私が父の心情まで読み取る認識力はありませんでした。
しかし、どういうわけか即断即決していました。
次に、自分が決めたことには即実行に移す、責任を持って全力で臨むことでした。
当時勉強をほとんどしていなかった私ですから、周囲に相談したら一橋大学に合格するわけないと常識的な答が返ってきたことと思います。
しかし根拠のない自信で大学受験に没頭します。
もし、落ちたら伯父さんのコネで調布市役所に入ることになっていました。
しかし、市役所は自分の性格には合わないので絶対に行かないと決めていました。
退路を断って、背水の陣で大学受験に没頭しました。
その当時、自分の性格など冷静に分析したわけではないですが、自分が役人向きでないことは今なら充分分かります。
一橋大学卒業後は、三井物産に就職することになり、自分の夢が叶いました。
子ども時代の、縁を大切にすること、即断即決、即実行が現在まで続き、私の運は大きく開けていくことになりました。
三井物産には25年勤務し、48歳の時早期退職ました。
当時商社冬の時代を通り越し、氷河期時代でした。
下位の総合商社安宅産業は倒産、トーメン、日商岩井は経営再建のため、合併を余儀なくされました。
伊藤忠、丸紅でさえ経営危機がささやかれていた時代でした。
三井物産は、リストラのため、高度成長時代に大量採用した団塊の世代を大量に減らす方針を発表しました。
そのため、当時三菱商事とならび日本で1,2位となる早期退職制度を打ち出しました。
私は、迷いなくその制度を受けることにしました。
当時、出世競争で心身共にぼろぼろになっていた自分から、もっと本当の自分に忠実に生きてみたいと内心思っていた頃でした。
あれから29年経ちますが、私の判断は正しかったといえます。
長い人生で、いろいろと迷っても良い結論が出るとは限らない。
その時に新たな縁が生まれる。そして、新たなチャンスが生まれる。
それなら自分の感性で即断即決して自分の人生を決める。決めたら、迷わず新しい人生に全力投球して臨む。
これが77年間生きてきた私の人生訓といえます。
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
私が、父と一緒に住むと行ったとき、祖母は父に向かって怒りをぶつけました。
10年間母親代わりに我が子のように育ててきた私をとられてしまったという想いがこみ上げてきたのだと思います。
当時高校2年生だった私には祖母の想いまで理解する度量はありませんでした。
しかし、このシーンを思い出すと、目頭が熱くなります。
祖母は、私が一橋大学に合格すると我が子のように喜び、近所に「うちのノブオが一橋大学に現役合格した!」と触れ回っていました。お陰様で、家庭教師の依頼が殺到しました。
祖母は自分の役割が終わったかのように、翌年胃がんで他界しました。76歳の人生でした。
祖母には思い切り恩返しできなかったのが心残りでした。
現在77歳の私ですが、祖母の年英を越えて生きています。
墓参りする度に、墓前で祖母に感謝すると同時に、残りの人生は世の為人の為の人生を送ることを誓います。
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