「マーキュリー通信」no.5109【阪神18年ぶり優勝の最大の功労者は巨人軍原監督】
昨夜、阪神は巨人に4対3で勝ち、18年ぶりのセリーグ優勝を決めました。
阪神優勝の原動力は投手力、チーム防御率2.61と唯一2点台で他チームを引き離した結果といえるでしょう。
逆に巨人のチーム打率は2割5分5厘と他チームを引き離し、本塁打は阪神の71本に対し、倍以上の152本です。
このチーム成績以上に、監督の采配が大きく影響していると思います。
今年のこれまでの巨人阪神戦の成績は5勝17敗と最悪の数字。もし五分に戦っていたら、今頃は巨人阪神戦は優勝を争い白熱の戦いをして盛り上がっているところでした。
巨人は3年連続優勝を逃しました。特に2年連続4位というていたらくです。
それまでの原監督は、14年の監督在籍中9回優勝しているので、まずまずといえます。
しかし、過去3年間の原監督の采配はお粗末の一言です。
今年も素人でも分かるような継投ミスを始め采配ミスを頻繁に起こしました。勝てる試合をふいにしたケースが何度もありました。
例えば、1死一塁のケースで送りバント。これで得点になる確率は極めて低いです。それを同じ失敗を何度も繰り返します。こういうひどい采配ミスをされると、選手もやる気がなくなります。
去年同様、今年も外国人選手と他球団からロートルを獲得しました。
私はそこそこに活躍すると巨人の優勝はないと予測し、その通りとなりました。
外国人選手は最低3割20本打たなければ使う価値がありません。
今年も期待外れでした。そこそこ活躍すると、伸び盛りの若手の活躍の出場機会を奪います。
その結果、チームに不協和音が流れます。
開幕当初、遊撃手坂本勇人は全く打てませんでした。今年35歳になる坂本は長年の疲労が蓄積し、けがでリタイアする機会がめっきり増えました。
せっかく若手の中山、門脇が台頭してきたので、坂本を休ませながら使えば良かったのに、案の定何度も何度もリタイアしました。
一方、松井2世と言われる秋広を早く使うことを私は昨年から主張していました。
開幕1ヶ月後からようやく使い始め、一時は3割を超える成績を残しました。そこから巨人の快進撃が始まりました。
来年巨人が優勝するための絶対条件は、原監督を更迭すること。
そして、成長著しい若手を積極活用し、ロートルと外国人は代打起用すること。
これを徹底的に実践し、その結果優勝すればファンは歓喜します。仮にしなくても若手の活躍にファンは歓び、巨人人気は回復します。
ただ気になるのは、原監督采配でサード、ファースト、外野とたらい回しにされた不動の4番打者岡本が嫌気がさし、来年MLMに行ってしまう、それが一番の危惧です。
最近のコメント