今年はビートルズが解散してから早50年です。コロナウィルスの影響で、特にイベントがないのが寂しいですが、「ビートルズ4ever」(行方均著)をアマゾンで見つけて購入しました。
著者行方均氏は、本書の校了を終えた直後に白血病で他界しました。その追悼版ともいえる遺作です。
本書を見て、なぜビートルズが若い世代にも受け入れられているのかがよく分かりました。
つまり、ビートルズが解散した1970年以降も、レコード会社(東芝EMI)が続々とレコードを発売して広報活動をしてきたからです。
従って、ビートルズ・ファンを解散前のライブ世代と解散後の世代に分けることができます。
私がビートルズに初めて接したのが1964年、昭和39年、東京オリンピックの年でした。デビュー作Please, please meから始まって、I want to hold your hand, She loves youと一気に発売され、買いあさりました。
当時シングル盤1枚330円、中学生の小遣いが300円の時代でした。
しかし、たまたま親戚の伯父さんが日本通運を定年退職して、宅配便を始め、アルバイトを頼まれました。
宅配便を中1から始め、毎月小遣いを3~5千円稼いでいました。3月と12月は3万円にも上りました。
従って、ビートルズのレコードを買うお金には困りませんでした。
アルバイトから帰ると、購入したナガオカのレコードプレーヤー(3840円)にシングル盤を乗せ、何度も何度も聞き返しました。
ビートルズの歌はB面もすばらしい曲が多く、特にFrom me to youのB面、I saw her standing thereが好きで、何度も何度も聞きました。初期の頃の曲で一番好きになりました。
宅配便の荷物を自転車に積みながら配達をしたのですが、ビートルズの歌を歌いながら歌っていたので、ビートルズの歌を歌う少年として評判となりました。
その年は私の高校受験の年でした。しかし、高校受験そっちのけでビートルズに夢中となっていたために、高校受験に失敗しました。
しかし、ビートルズのおかげで中学生に難しい英単語apologize, satisfy他を覚え、英語は得意科目になりました。
一方、大学受験に際しては、受験に集中する為に、高校2年生の時にビートルズのシングル盤50枚以上を全て処分してしまいました。
そのおかげで大学は第1志望の一橋大学商学部に現役で合格することができました。
同書の中で、世界のビートルズ・ファンに人気投票をしたところ、第1位はLet it be、第2位はなんとIn my lifeだそうです。
これは1980年、ビートルズ解散の10年後にジョンが暗殺されたのをきっかけに一躍全世界的に人気が高まり、現在も人気を維持しているそうです。
私も好きな1曲ですが、最期ご臨終の時に聞きたい曲としては最高の詩です。
ちなみに私の第1位は、あえて言うならPaul のThe long and winding road でしょうか。
好きなアルバムの第1位はLet it beです。
現在は、今年アルバムAbbey road発売50周年を記念して発売されたDVDを聞きまくっていたので、Abbey roadの曲が耳に浸透しています。
ビートルズとしての活躍期間は僅か8年間でしたが、その音楽は全世界に知れ渡り、時を超えて多くの人の心に生き続けています。その意味で、20世紀最大の音楽アーチストといえます。
昨日、コロナショックの非常事態宣言が解除され、カラオケも利用できるようになったので、久しぶりにカラオケボックスでビートルズの歌を1時間半一人で歌いまくりました。
その幸福感、充実感に浸っていました♪d(⌒〇⌒)b♪
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆◆◆
中学3年生の時に、舟木一夫の高校3年生が大ヒットしました。
京都への修学旅行の時には、「修学旅行」という歌も大ヒットしました。3曲目は「学園広場」です。
日本人の歌手としては舟木一夫が一番好きですが、この3曲はビートルズの最初の3曲Please, please me、I want to hold your hand, She loves youと同じ頃に大ヒットしたので、右耳はビートルズ、左耳は舟木一夫の歌が両方回転していたイメージです。
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