最勝の総合商社的経営論

2007年4月28日 (土)

「マーキュリー通信」no.628【最勝の総合商社的経営論-34「段取り力を付ける」

 マーキュリー物産のような中小企業の場合、社長が現場の実務に精通していることが求められます。現場の実務に精通していることが基本となり、各種仕事の段取りをつけることができるようになります。そして、そこから管理能力、マネジメント力がアップしてきます。段取り力とは、いかに成果を出す為の具体的方策ですが、その中には受注活動に到るまでの各種ノウハウ、業務フロー、実務等が含まれています。経営的視点、ミクロの視点、マクロの視点も入っています。
 現場の実務に精通していることをベースとした段取り力をつけることの重要性を最近痛切に感じています。これがいかにしっかりとできるかが営業成果に直結してきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月10日 (火)

「マーキュリー通信」no.615【最勝の総合商社的経営論-34「先見力を付ける」】

 大前研一氏が先見力の付け方として、"FAW(Forces at works)"という概念を使っています。これは先見力を付ける上でのキーワードともいえるので、最近これを活用しています。日本語に訳すと「そこで働いている力」という意味です。
 ある傾向を伴った事象があれば、そこには必ずその事象を発生させるだけの物理的な力"FAW(Forces at works)"が働いており、それを分析し、発見することがポイントです。
 それが判ったら次は、その力の方向に現在の事象を早送り(FF→→)してみる。そうすると5年後、10年後、今の事象が社会にどのような広がりと変化をもたらしているかが見えてくる。
 大前研一氏いう先見力とは、この①世の中で起きている事象を観察する②未来に影響を及ぼす兆しの発見③そこで働いているFAWに注目④その力の方向に現在の事象を「FF(早送り)」する、これらが正しくできる能力のことを指している。

 この"FAW(Forces at works)"という概念を、5年、10年の長期的な経営だけでなく、短期的な経営にも応用しています。
 日常起きている事象を"FAW(Forces at works)"で分析してみる。現在の事象を人、組織、モノ、資金の流れ、情報の切り口で分析します。そして、その事象に対し、現在働いている力を発見し、その事象をFF(早送り)してみる。すると数ヶ月先の「あるべき経営の姿」も見えてきます。そこに合わせながら、現在どのような手を打ったら良いかを考えます。
 
 先見力は一朝一夕では養えません。普段日常の経験、努力の積み重ねているか、又、いかにたくさんのことに関心を持って、常日頃情報を収集しているかで先見力が付いてくることを大前研一氏も強調しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月29日 (木)

「マーキュリー通信」no.605【最勝の総合商社的経営論-33「大局観」を持つようにトレーニングをする」】

 「着眼大局、着手小局」という囲碁の格言があります。
 経営者としては、大局観を持ちながら、個々の戦局では一手一手着実に打っていくことが求められます。しかし、個々の戦局で破れることがあっても、大局観さえ持っていれば、社員は動揺しません。
 即ち、ある商売で損をしても、経営者が、「損して得取れ」、その事業全体で利益を出せば良いと考えていれば社員は動揺しません。
 しかし、「言うは易く行うは難し」、大局観は、日々鍛錬しながら磨いていくことが必要です。
 一方で、大局観は、20歳を過ぎる頃から徐々に出てきます。これは個人差があるようで、リーダーになるような人は、若い時からそのような資質が出てくるようです。

 私の場合、最初に大局観が持てたのは、丁度20歳の時でした。朝日洋上大学の学生として、さくら丸という貨客船で米国(ロスとシスコ)に上陸した時のことでした。
 当時は、1ドル360円の時代。"made in Japan"が土産物店に氾濫していました。しかし、当時は"made in Japan"は「安かろう、悪かろう」の時代でした。

 当時、私は日米格差を肌で感じました。
 一方、360円で物価を計算すると何でも高く感じました。感覚的には、その半分くらいでした。そこで、私は、近い将来このハンデを頂きながら、日本はいつか米国を追いつき追い越す時が来ると直感しました。
 そして、日本は高度成長時代へと突入していきました。「安かろう、悪かろう」の"made in Japan"はいつしか"made in China"にとって代わられていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月28日 (水)

「マーキュリー通信」no.604【最勝の総合商社的経営論-32「勝負」という観点から成功と失敗を考える」】

「経営とは人、モノ、金の最適化」とよくいわれます。
「人、モノ、金」のマネジメントに関し、「勝負」という切り口で捉えると、感情的にならずに、理性的な判断することができます。
「勝負」に関しては、「何をもって勝ちとするか、何をもって負けとするか」という見方、基準を自分で作っておきます。
「現在敗色が濃い。失敗が続いている時に、何を押さえたら負けにならないか」ということを中心に考えてみます。こういう「守りの型の考え方」があります。
一方、「このポイントを押さえれば、勝ちと言える」という「積極的な考え方」もあります。
このように「守り」と「攻め」の両方で考えておくと、経営にメリハリができ、柔軟な対応ができるようになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月21日 (水)

「マーキュリー通信」no.599【最勝の総合商社的経営論-31「中小企業では社員の能力、性格に合わせマネージしていく」】

 前号で「有用な人材」の話をしました。
 一方で、当社のような中小企業に来る人材の能力は一律ではありません。私のように大企業で教育を受け、経理、管理部門、営業、システム、経営等広範な経験を持っている人はまずいません。
 
 従って、当社にとり「有用な人材」と判断して採用した場合、その担当者に不足している経験、能力を補完する必要があります。又、性格も考慮した対応をする必要があります。
 大企業の管理職の場合、人材育成をしながら求められる社員像に育て上げていきます。しかし、中小企業の場合、人材育成の段階まで行きません。
 その人の能力をいかに引き出し、サポートし、会社の業績に繋げていくか、この辺が経営者としての腕の見せ所です。

 従って、経営者自らが社員の能力、適正、性格等に合わせながら仕事を進めていくことも求められます。決して社員に迎合するわけではないのですが、この辺のツボを体得することも中小企業の経営者に求められる資質ではないかと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月20日 (火)

「マーキュリー通信」no.598【最勝の総合商社的経営論-30「中小企業に必要な人材は有用な人材」】

 当社のような中小企業には「有能な人材」より「有用な人材」を必要としています。
 
 昨年、Bフレッツ営業でNTTのBフレッツ各種問い合わせ窓口をしているS氏が、プラスαの収入を取りたいのでハローワーク経由当社に来ました。

 S氏の場合、Bフレッツに精通しています。理論的には誰よりもよく知っています。しかし、当社の求める人材は営業です。いかにお客様が必要としている情報を的確に説明して理解して頂き、Bフレッツの申込をして頂くのが基本です。
 S氏は、お客様に自分の知っている知識をとうとうと語り始めます。相手が知識不足だと、見下し始めます。
 S氏は、確かにBフレッツの知識に関しては「有能な人材」でしょうが、当社が求めるBフレッツ営業では「有用な人材」とはいえません。S氏は加入実績も上がらず、結果が出ないことに対する理由をいろいろと並べ立てます。

 中高年になると、どうしても頭の切替が利かない人が多いです。当人に何を求められているのかを理解しようとしないことが多く、これまでの経験の延長線上で物事を考えがちです。

 適材適所とはよくいったものです。当社が必要とする業務をきちんと理解し、その通り実行してくれる人が当社のような中小企業が求める人材といえます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月 2日 (金)

「マーキュリー通信」no.585【最勝の総合商社的経営論-29「岡目八目」】

  私自身経営コンサルタント業もしているので自然と自社を第3者的に見ることができます。中小企業の経営者の場合、どうしても目の前のことに全力投球する余り、大局的な見地から時として見ることができなくなります。

 自社を、経営コンサルタントの立場で見た場合、岡目八目的に見ることができます。そして、冷静に自社の問題点を分析できます。
 もちろん私自身も、自社をチェックする場合、経営コンサルタントの立場で見るのとは多少違います。
 経営コンサルタントの場合、より冷静に会社の経営状態を見ることができます。しかし、所詮アドバイザーなので、その会社をどうこうする権限はありません。

 一方、自社を経営コンサルタントの立場で見る場合、他社ほど冷静に見ることができるか定かでありません。しかし、自社の場合、権限は自分にあるので、これはまずいと思った意志決定はその場で下すことができます。

 私は、この岡目八目的に自社を見る為に、週報と月報を自分宛に書いています。
 週報は、その週で起きた出来事を中心に書いています。そして、plan→do→checkをかけながら、軌道修正をかけていきます。

 一方、月報は月次決算ベースで数字を中心に書いています。数字で前月を把握し、どこが問題かを把握します。月報にも当然plan→do→checkはあります。しかし、月報はもう少しマクロ的な視点ともう少し長いスパンで捉え、軌道修正をかけていきます。

 経営を、岡目八目的に見る習慣を付けることで、経営がダッチロールしないように都度チェックを入れています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月26日 (火)

「マーキュリー通信」no.537【最勝の総合商社的経営論28「幸福経営vs降伏経営」】

 中小企業の経営者はとかくワンマンになり勝ちです。取引先の社員の話では、同社の社長は超ワンマンで、いつも「いいから俺の言うことを聴け!」と怒鳴りちらし、社員の言うことに耳を傾けてくれないそうです。同社の社員には降伏感のようなものを感じるそうです。
 ドラッカー的に言うなら、こういうマネジメント・スタイルは最悪で、辞める社員も多く、会社自体の成長は余り期待できない。事実その会社は余り大きくなっていないようです。私の取引先に、このようなワンマン社長の会社は結構存在します。そして、皆小さな企業のままです。

 一方当社の場合、社員の言うことにはできるだけ耳を傾けるようにしています。性別年齢無くきちんと聴きます。若い人から見れば、私に対しては当然言いにくいと思うので、若い人からの意見にはことさら感謝しています。

 当社の若手社員の場合、特に物怖じせず言いたいことをどんどん言ってきます。基本的に、言いたいことはどんどん言わせます。しかし、彼等の主張に対し、異論があれば、当然どこがおかしいか反論します。意見が最終的に食い違う場合には、私が決断を下します。責任をとるのは当然社長である私だからです。

 当社としては、降伏経営でなく、当然幸福経営を目指しています。居心地は良いが、仕事中はびしっと締まった、そんな雰囲気の会社となるよう日々努めています。061125_choshoku_1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月16日 (月)

「マーキュリー通信」no.502【最勝の総合商社的経営論-28「経営の重要ノウハウ3M」

 経営とは人・モノ・金の最適化といわれていますが、私的には3M(Management,marketing,money)の最適化ではないかとここ一年実感しています。
 
 Managementは広義と狭義の両方があります。Managementに関してはこれまでも折に触れて語ってきましたし、これからもまだまだいくらでも語り尽くせないほど題材がそろっています。
 又、Money、つまり資金繰りに関しては、当社のような中小企業にとっても極めて重要課題です。本件に関しても、別のテーマで語りたいと思います。

 今回は、マーケティングの重要性を取り上げたいと思います。
 当社のような中小企業にとり、マネジメント、資金繰りと並びマーケティングは最重要の3要素と感じています。

 昨年まで私は一生懸命人材育成をしていました。しかし、当社のような中小企業にとりまだ人材育成ではなくマーケティング強化が最重要です。そして、それは社長の仕事です。過去1年間私自身マーケティング戦略に基づきマーケティングの強化を図ってきました。マーケティングの成果が徐々に現れ、お荷物だった生ごみ処理機部門が9月には黒字に転じました。

 マーケティングとは何か?それは売れる仕組み・仕掛けを作ることです。この仕組み・仕掛け造りが企業の付加価値となり、収益を産む源泉となります。もちろん業種、業態によって様々です。基本は「市場と対話しながら売れる仕組み・仕掛けを作っていく」ことです。

 私は、過去2年ほど丸の内起業塾で「ベンチャー企業の販売・マーケティング」の講師を担当してきました。今月25日にも講演します。
 更には、塾生からの要望もあり、具体的な実戦マーケティング講座を続編として、11月15日から毎週水曜日に5回シリーズで実施することとなりました。
 今回は、実戦マーケティングのプロ町田和隆先生との共同で実施することとなりました。私の担当は1回ですが、具体的な成功体験を基に実践的な講義をします。又、生徒からケーススタディを提案してもらい、皆でどうしたら成功するマーケティング戦略を構築できるかをディスカッションします。
 
 受講費は、今回は初めての試みなので、トライアル価格として通常の半額程度の73,500円+入学金21,000円に設定しました。人数は余り多くても私の話が伝わりづらくなるので、20名に絞りました。

 経営者、営業担当責任者には是非お勧めですので、お申込をお待ちしております。申込書を添付しましたので、直接丸の内起業塾までお申し込み下さい。「jmarketing_oubo.pdf」をダウンロード

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月21日 (木)

「マーキュリー通信」no.481【最勝の総合商社的経営論-26「健康管理の重要性」】

 今年も人間ドックを受信し、結果が郵送されてきました。今年も特に問題無しでした。 
 中小企業の経営者、特に当社のような零細企業の場合、社長が倒れ、長期間休む事態が生じたら企業の存続自体が危ういです。
 その為、私は健康管理には殊の外気を遣っています。私の場合、予防医学をベースに、
1.規則正しい生活習慣:夜の会合等で基本的には2次会には参加しません。もちろんはしご酒はよほどのことがない限り避けています。
2.バランスのとれた食生活:テレビの健康番組で、お勧めの食材をいろいろとこれでもかと放映しますが、余りに神経質になる方が却ってまずいですし、長続きしません。私の場合、不足分はサプリメントで補っています。

3.適度な運動
4.適度なストレスの解消・発散:毎日10時頃まで仕事をしていますが、帰宅したら入浴します。仕事中は、かなり集中し、テンションも高いですが、帰宅して入浴したら、リラクセーションモードに全面切り替えです。

 入浴中はモーツァルトの音楽を聴きながら、一日を振り返り、当日の失敗、問題等を明日に繰り越さないように心がけています。精神面での安定も重要なテーマです。
5.もちろんタバコは吸いません。又、飲酒は元来強くないので、深酒になりません。
Hakusho243
 その他、体の具合が悪い時には、無理をせず休息をとったり、最寄りの病院でチェックしてもらいます。

 このように日常の健康管理を重視しているので、57歳の現在でも至って健康です。予防医学の実践は11年前から実践していますが、肉体面では10年前と特に変わっていません。Photo_10
 一方精神面では、現在は独立して自ら経営者として充実した生活を送っているので、却って気力が上がっています。
 
 具体的には、boblog「マーキュリー通信」のシリーズ物「私の健康法」で適宜ご紹介していますので、そちらをご覧頂き、是非ご自分に合った健康法を実践してください。

 このような心と身体の予防医学の実践を自らが体験することで、その延長線上に、私の夢である心と身体の予防医学の実践により寝た切り・痴呆老人ゼロを目指した高齢者向けコミュニティ・ハウス「ユートピア館」の建設があります。

<追記>
 世界最小の総合商社として旗揚げし、最勝の商社を目指して2年半が経過しました。まだ最勝の商社とまでは行っていませんが、経営者として未熟な面もあり、いろいろ失敗もしましたが、それなりに経営の舵取りをしてきました。
 そこで、今回は最勝を目指し、「最勝の総合商社」というキャッチコピーに変えました。今後も引き続きお付き合いの程よろしくお願い申し上げますm(__)m

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

Bob Sugayaのワンポイントアップの英語術 | 「もしも龍馬がベンチャー起業家だったら」 | 「創レポート」 | 「新しい時代を創る経営者の会」 | その時人生が動いた | クリエイティブに生きる | シリーズ日本の生命保険の意義と問題点を再考する | マーキュリー物産/仕事、ビジネス | ワンポイントアップのコミュニケーション力 | ワンポイントアップのプレゼン力 | ワンポイントアップの人間力 | ワンポイントアップの仕事術 | ワンポイントアップの営業力 | ワンポイントアップの経営術 | 世界最小の総合商社的経営論 | 人生100年時代をぴんぴんころりで楽しく生きる法 | 人生に勝利する方程式 | 人生の折り返し地点、60年を振り返って | 人生の新発見 | 人生・その他 | 奇人変人の異見 | 年金程度で暮らせる心身共に元気な高齢者向けシェアハウス | 幸福になれない症候群 | 心の格差社会を考える | 日カツ! | 日本人の精神的荒廃を考える | 日記 | 映画・テレビ | 書籍・雑誌 | 最勝の総合商社的経営論 | 未来ビジョン・目指せ!新しい国造りを | 破邪顕正(はじゃ-けんしょう)の勇気を持つ | 私のヒューマンネットワーキング | 私を育ててくれた元上司達 | 経営 | 経済・政治・国際 | 経験から学ぶマンション管理の重要性 | 耐震防災 | 誰でもできる超簡単健康法 | 趣味 | 速読法があなたの人生を変える! | 龍馬の如く生きる